『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている』は、冒険者の英雄に憧れる少年が数々の苦難を乗り越えて成長する物語。
ひ弱な少年があこがれの冒険者を目標にガンガン成長する、というテンプレ的ストーリの運び。
少年には、数々の試練が襲ってくる。
・魔物に殺されかかって、その魔物がトラウマになる
・まわりの冒険者からのあざけり
・信用していた仲間の裏切り
等々を乗り越えて成長する姿がわかりやすく展開される。
ちょっとテンプレだけど、さわやかな冒険物語の詳細をチェックしたい方はこの先に進んでください。
もくじ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の星評価

ストーリーの面白さ | ★★★☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★☆☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ★☆☆☆☆ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のあらすじ

・暇を持て余す神達は下界に降りて、人に恩恵を与えた。
・恩恵とは冒険者が積み上げた経験値を能力に変換して与えること。さらに恩恵の中には「スキル」と呼ばれる能力もあった。
・冒険者は各神様のもとに集結し「ファミリア」を結成していた。
・ベル・クラネルは英雄に憧れる新米の冒険者。「神様:ヘスティア」のファミリアの唯一のメンバー。神様ヘスティアに与えられた、「スキル」は【憧憬一途】
・ある日、身の程知らずにもダンジョンの5階層まで潜ってしまいミノタウロスに襲われる。しかし「戦姫」アイズ・ヴァレンシュタインに危ないところを救われることに。その際にアイズに憧れてしまった。
・ベルはアイズと並ぶべくダンジョンにこもって鍛錬を続けるのであった。そしてアイズへの憧れが、スキル「憧憬一途」により、急速に成長していくのだった。
・そんなベルは、ベルを自分のファミリアに奪い取ろうとする神様に目をつけられてしまう。ベルは神の陰謀に巻き込まれていく。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、コミカル・シリアスが上手に混ざり合って面白楽しい作品になっています。
コミカルな話と、シリアスな話のサンプルをあげてみます。
コミカルポイント
神様は暇ゆえに人に恩恵を与えて、そして人の世話になる。
だから、稼ぎの良いファミリアを結成する神様は、ファミリアの上納金で優雅に暮らす。
一方、稼ぎのないファミリアを形成する神様(ヘスティア)は、自分の食い扶持の為に、人間界でアルバイトしている滑稽さが面白いです。
シリアスポイント
冒険者に搾取され続けたリリスは、荷物運びをしながら、同行する冒険者の財産をかすめ取り続ける。
その悪の手は、ベルにも。
・武器を盗まれる
・魔石などの獲得物の配分をごまかされる
・モンスターだまりにベルを取り残す
そんな、悪事を働くリリスを許し、本当の仲間へと導く。
読んでいて、「こいつアホなんじゃないか」と感じてしまうほどお人好しなんですが、ちょっと感動してしまいます。
シリアス&コミカルポイント
ベルは、憧れそれは、ベルがしばしば気絶するほどの激しいけいこ。
それは、ベルがしばしば気絶するほどの激しい稽古。
それによって、ベルの経験値もガンガン上がっていきます。
たまたま、剣のけいこでベルとアイズが一緒にいるところをヘスティアが目撃。
ベルが浮気をした思い、ヘスティアは、駄々をこねる子供のようにとベルとアイズを引きはがそうとします。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は日本神話やギリシャ神話、北欧神話等の神々が登場します。
これらの神々は人間臭くて、私も好きですが、それをうまく使っていますね。
キャラクターの絵の魅力

「『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている』第一巻 原作:
SQUARE ENIX」より引用絵は丁寧だと思います。
女の子も男性キャラクターもしっかり描けています。
でも、そんなに魅力を感じないんです。
多分、個人的な好みの問題なんでしょうね。

戦闘シーン

「『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている』第一巻 原作:
SQUARE ENIX」より引用『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、けっこう戦闘シーンが多い。
戦闘シーンを描くのに積極的です。
しかし、戦闘シーンの絡みの時に対戦者同士が接近した構図が少ない。
それが、いま一つ戦闘シーンの迫力を弱くしている感じがします。
ハーレム度
ヘスティアはベルに女の子を近寄らせません。
だから、ハーレムにはなりませんな。
イチャラブ度
ベルは、いい子です。
女の子は、みな好きといいます。
ベルの好感度はほぼ満点。
しかし、どの女の子ともイチャラブにはなりません。
H度
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のストーリー上、サービスシーンを多少はさんでも、いいとは思うのですが。
ほとんどありません。
最後に
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、質が高い異世界ファンタジーだと思います。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』には多くの外伝があって、それぞれ楽しめます。
ただ、転生でも召喚でもないので、そっち系が好きな方には、いまひとつ響かないかもしれません。