『治癒魔法の間違った使い方』は、平凡な高校生が間違って異世界召喚されて、治癒魔法師になったけど、全然治癒魔法師らしくない使われ方をして、人間的成長をする異世界ファンタジー。
主人公の「兎里健」は、敵に攻撃されても、傷ついた自分を治癒しながら、戦場を駆け巡って味方を治癒するという普通とは違った治癒魔法師。
どSのおっかない女上司(ローズ)に振り回されて成長していくのが『治癒魔法の間違った使い方』のポイントでもあります。
他の異世界ファンタジーの治癒魔法師とはちょっと違った治癒魔法師とはどんなものか、それは、この記事の先を読めばわかります。
もくじ
『治癒魔法の間違った使い方』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★☆☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★☆☆☆ |
戦闘シーン | ★★☆☆☆ |
イチャラブ度 | ☆☆☆☆☆ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『治癒魔法の間違った使い方』のあらすじ
・ごく普通の高校2年生の主人公の「兎里健」は、同級生のイケメン「龍泉一樹」と先輩&才色兼備&生徒会長の「犬神鈴音」の勇者召喚に巻き込まれて異世界へ。
・兎里は他の勇者二人の召喚に巻き込まれたという設定。
・召喚した王様に乞われ、3人は魔人との戦いに臨むことになった。
・兎里の適性を調べると、治癒魔法に適性があると判明する。
・兎里が治癒魔法に適性があると知れたとき、王様をはじめ重臣たちに動揺が走る。王様たちは、王国救命団のロースに知られることを恐れたのだ。
・しかし兎里のことはローズの知るところになり、王国救命団に拉致される。
・そこから、ローズによる、兎里への地獄の特訓が始まる。疲れても、傷ついても、毒に犯されてもたちまち治癒魔法で回復させられ、延々と特訓が続く。
・いつしか兎里もローズの認める回復術士になり、戦場の前線に出て、勇者を含めて、負傷兵をその場で治癒するまでに成長する。
・そんな兎里は、魔人に対応するために王国の使命を果たしていくのだった。
『治癒魔法の間違った使い方』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
治癒魔法師というのは、女の子の職業の定番。
敵の攻撃は極力受けないようにするもの。
しかし、『治癒魔法の間違った使い方』は、治癒魔法師が前線にバンバン出張って、攻撃を受けても自分を治癒しながら活躍するというのが、目新しいポイント。
『治癒魔法の間違った使い方』では、無理やり異世界に召喚されて、その場で「召喚された国のために尽くそう」となります。
どうもそれって違和感あるんですね。
自分だったら、絶対にそんなことは言わないぞと思うので。
召喚者(主に王様)が、召喚した地球人に低姿勢で頼む、という設定も多いのですが、たかだか、頭を下げられたくらいで、命の危険を冒して、他人の為に尽くすというのも、「ちょっと、それはないだろう」という気もしますし。
また、兎里健は勇者召喚に巻き込まれたという形。
そして、物語の中で、勇者二人から「君は、僕たちの勇者召喚に巻き込まれただけなのに・・・」なんてセリフがあるのですが、「君たちだって、無理やり召喚されたんだぞ。なに納得しているんだ!」と突っ込んでしまいました。
キャラクターの絵の魅力
絵はある程度のレベルにあると思います。
しかし、女の子のキャラクターは今一つ魅力的ではなく、萌えません。
男も、ちゃんと描いているとは思うのですが、平凡です。
戦闘シーン
普通くらいかな。
もっと、躍動感みたいのが欲しい。
ハーレム度
主人公は、まじめ体育会系っぽいので、ハーレムはできません。
イチャラブ度
女性勇者の犬神鈴音が主人公の兎里にほんのり恋心を抱いているようですが、兎里は気付いていません。
だから、恋人状態までには至りません。
つまり、イチャラブな場面はほとんどないということです。
H度
わずかなサービスシーンもありません
最後に
『治癒魔法の間違った使い方』は、どうも読者を惹きつける魅力というのに乏しい感じがします。
絵の水準は低くはありませんが、惹きつけられるものもありません。
「小説家になろう」の『治癒魔法の間違った使い方』で小説は読めますが、私は読んでいません。