中世ヨーロッパのような世界に、日本の居酒屋が転移したら、・・・。
きっとたくさんの人に驚かれ喜ばれるだろうな・・・と思わせる異世界ファンタジー。
『異世界居酒屋のぶ』は、なにかに疲れたときに、ほんわか暖かくなるような元気を与えてくれる物語です。
グルメ系異世界ファンタジーで一番好きな作品。
『異世界居酒屋のぶ』というマンガから、幸せと美味しさが伝わってきます。
ほのぼの系異世界ファンタジーの最高峰です。
もくじ
『異世界居酒屋のぶ』の評価ポイント
ストーリーの面白さ | ★★★★★ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★★ |
美味しさ伝達度 | ★★★★★ |
イチャラブ度 | ☆☆☆☆☆ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『異世界居酒屋のぶ』のあらすじ
・元老舗日本料理店の若き板前「のぶ大将」とその店のお嬢様の「しのぶ」が始めた居酒屋は、なぜか異世界につながってしまった。
・そこは、まるで地球の中背ヨーロッパのような場所だった(魔法や魔物はいません)。
・二人は深いことはあまり気にせず、フツーに異世界で居酒屋経営を始める。
・居酒屋のぶに訪れる街の住人たちは、この世のものとは思えぬ料理に舌鼓を打ち、ほのぼのと幸せになる。
・今日も居酒屋のぶでは、旨い料理と笑顔があふれている。
『異世界居酒屋のぶ』の魅力ポイント
『異世界居酒屋のぶ』のストーリーの面白さ
ほのぼの感満点の異世界ファンタジー。
現代の料理を通して、老いも若きも、身分の上下もなく人々が幸せになっていく物語。
その異世界には、魔物も、魔法も存在しません。
『異世界居酒屋のぶ』には、好きなストーリはたくさんありますが、その中でもお気に入りのストーリーをひとつ紹介。
「お嬢様の難題」
・わがままなやんごとなきお嬢様が居酒屋のぶに来店。
・そのお嬢様が望んだのは、「臭くなくて、辛くなくて、酸っぱくなくて、苦くなくて、固くなくて、パンでも芋でもお粥でも卵でもシチューでもない美味しいものが食べたい」と。
・そこで、出てきたものが「餡かけ湯豆腐」。
・やんごとなきお嬢様は、それはそれは幸せそうに飲むの料理を楽しむのでした。
料理が出てきたときの、お嬢様の驚き。
熱い餡かけ湯豆腐をハフハフ言いながら食べる様子。
食べた後の満足げな表情
お代わりを恥ずかしそうに要求するキュートさ
美味しさへの感動がよく書かれています。
『異世界居酒屋のぶ』の一つ一つの物語がとてもハートフルで、幸せな気分になれます。
『異世界居酒屋のぶ』のキャラクターの絵の魅力
キャラクターは男女ともにしっかり描かれて、かつ、魅力的です。
背景や料理も精密。
おでん、鶏のから揚げ、スパゲッティナポリタン、海鮮丼など様々な料理が出てきますが、しっかりおいしそうに描けています。
異世界ファンタジーマンガ中では、かなりな高品質。
異世界ファンタジーマンガに限らず、グルメマンガでは、
「美味しさ」
の表現が難しい。
オーバーアクションや背景の工夫で美味しさを表すマンガが多いのですが、『異世界居酒屋のぶ』では、さりげない表情で美味しさを表現しているところが秀逸。
多分、グルメ系の落語を聞いた後に、寄席の近くの料理屋が繁盛するのと同じように、『異世界居酒屋のぶ』を読んだ後には、マンガに出てきたものが食べたくなってしまうのではないかと思います。
イチャラブ度、ハーレム度、H度
「イチャラブ度、ハーレム度、H度」に関しては、全く期待してはいけません。
女性キャラクターは魅力で気なんですが、H度が上がるようなサービスシーンは一切ありません。
衛兵のベルトホルト隊長がヘルミーナ結婚する話が、ちょっとイチャラブなんですけど、ホームドラマの一場面というレベルです。
のぶ大将としのぶちゃんは恋愛感情あるのかないのかわからないレベル。
最後に
『異世界居酒屋のぶ』は、疲れたときに、ほのぼのしたい気分になりたい時に読みたくなる異世界ファンタジー。
『小説家になろう』でも『異世界居酒屋のぶ』は読めますが、やっぱり文字だけだと料理のインパクトは伝わりにくいですね。
私は、つまみ読みする程度です。
『異世界居酒屋のぶ』を読んでいると、思わず、生ビールやその時読んでいた物語の料理を食べたくなってしまいます。
ダイエット中には読まない方がいいかもしれません。
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