『賢者の孫』は、安全運転で話が進む異世界ファンタジー。
主人公のシンは、チートすぎ。
すでに15歳にして、1国を相手にできる力を持ち、周りをビビらせます。
シンの取り巻きもすごい。
育ての親は賢者(おじいさんという設定)と魔導具作成の伝説の人(おばあちゃんという設定)
王様はおじいさんの友人
剣の師匠は元騎士団総長
親友は王太子
さらに、魔法学校に入学してクラスメートになった友人に、魔法を教えることによって、友人たちも準チート化へ。
そして、友人たちと組んで、人類最強の魔法軍団「アルティメット・マジシャンズ」を創立。
アルティメット・マジシャンズのメンバーは、一人いると国が亡ぶと言われた魔人を単独で倒せるというレベル。
ほとんどハラハラすることのない、異世界ファンタジーなんじゃないかな・・・
そんなお話をさらに知りたい方は、この先をどうぞ。
もくじ
『賢者の孫』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★☆☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ★★★★☆ |
ハーレム度 | ★☆☆☆☆ |
H度 | ★★☆☆☆ |
『賢者の孫』のあらすじ
・シン・ウォルフォードは、事故で命を失い、地球から魔法が存在する世界への転生人。地球での個人的な記憶は無くしている。
・賢者のマリン・ウォルフォードに拾われ、賢者の孫として育てられる。
・シンは賢者に魔法を教えられ、元騎士団長総長に剣術を習い、魔法&武術の才能を開花していく。
・15歳の成人時に、世間を知るためにシンは魔法学校に入学。
・学園で、シンに悪意を抱く生徒が、魔人に変身してシンを襲うことに。その生徒は、隣の国のシュトロームという魔人に無理やり魔人に変えられたのだった。
・ここから、シンたちと魔人たちの戦いが始まった。
『賢者の孫』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
主人公シンの転生前のキャラクターについては何も語られていません。
ですから、主人公への感情移入の点で損していると思うのですね。
召喚・転生の異世界ファンタジーでは、適度に、転生前の物語を組み込むべきだと思います。
シンが、賢者や剣豪の教育により15歳ですでに国の軍事バランスを崩すレベル。
そんな力を制御することと、常識を知るために、魔法学校に入学。
そして、美しい少女に出会う・・・・。
あまりにもテンプレすぎる。
その後も、困難もアクシデントもさほどなくストーリーが流れていきます。
ストーリーは平たんに、淡々と話が進んでいくような感じ。
昔は、一人の魔人に国が滅ぼされるという感じだったのに、シンの仲良しグループで魔人をバッタバッタと倒します。
う~ん、話が盛り上がらない。
でも、ある程度巻数が重ねられるというのは、そこそこ人気がある証拠。
ストーリーに関してどんな点がいいポイントだろうかと思って、見直してみると、
「話の流れスムーズで読みやすい」のですね。
かわいい絵と相まって、そこそこ人気があるということでしょうか。
キャラクターの絵の魅力
キャラクターは男女ともにかわいい。
脇役の描写も丁寧に描かれていると感じます。
表情豊かで、キャラクターの感情が良く伝わってきます。
これは、物語の読みやすさにもつながっているのでしょう。
戦闘シーン
対人戦の絡みも丁寧に描かれていて、リアル感があります。
見ていて不自然さも感じません。
ハーレム度
シンは、強烈な実力を持つ仲良しグループを作ります。
そのグループは男女比が適切。
かつ、主人公のシンは、恋人シシリーの尻の下に惹かれているので、ハーレム度は、極薄です。
イチャラブ度
物語が始まって早々と、シンとシシリーはお互いを意識することになり、その後、正式に婚約します。
長く、童貞的なイチャラブ度が展開されます。
H度
初体験など、童貞的青春な話はちょっと出てきますが、エッチい絵はあまり登場しません。
H度は期待しない方がいいでしょう。
一つ注目する点は、数多くのパンチらがあります。作画担当からのサービスなんでしょうか。
最後に
『賢者の孫』は、読み始めでは、絵も上手くて期待していました。
しかし、主人公シンと、シンを取り巻く友人たちもチートなので、今一つ盛り上がりません。
途中で、アルティメット・マジシャンズ(主人公シンとそのお友達の軍団)の3/4くらいが死ぬくらいの展開がないと、消化不良だなぁ。
「小説家になろう」に『賢者の孫』が連載されていますが、私は読んでいません。
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