作品レビュー

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』異世界を使った稼ぎ方

2020年2月4日

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』は、「異世界と地球を自由に行き来できたら、こんなこんな風に稼げるな」という空想を満足させてくれる異世界ファンタジー。

 

・戦争

・病気

・貧困

などの、シリアスさをコミカルなオブラートに包んで、軽さを感じながらもしっかり読ませてくれます。

 

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』の星評価

評価
ストーリーの面白さ★★★★★
キャラクターの絵の魅力★★★☆☆
戦闘シーン対象外(戦争シーンはあるが、戦闘シーンは無い)
イチャラブ度☆☆☆☆☆
ハーレム度☆☆☆☆☆
H度★☆☆☆☆

 

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』のあらすじ

あらすじ

・両親と兄を事故で亡くした山野光波は、さびれた観光地で、将来のことを考えていた。

・その時に、不良に絡まれて崖から落ちてしまう。とっさに何かをつかもうとしたら、謎の生命体の一部を引きちぎってしまい、それが原因で異世界に転移する。

・謎の生命体は、光波に異世界転移能力が付与されてしまったことを説明し、それにプラスして言語習得能力と、自己治癒能力を光波に与えた。

・光波はその能力を授けられたときに、地球と異世界の文化レベルの差を利用して儲けることを思いつく。

・現代でも異世界でも10億円の相当の財産を、それぞれの世界で確保すれば、100歳まで生きても豊かに暮らせると考る。だから、異世界で金貨8万枚を稼ぐことが目標になった。

・ここにおいて、異世界転移というチートな能力を使って、光波の商人道(?)が始まります。

 

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』の魅力のポイント

 

ストーリーの面白さ

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』は、女性主人公の明るくライトな雰囲気の異世界ファンタジー。

とてもお気楽に楽しく読めます。

 

光波のかわいいのに、経済的な欲望まる出しの所が面白い。

 

「異世界と地球の転移機能があったらこんなことやっちゃうよな」ということが盛りだくさんに描かれています。

ちなみに、行ったことのある場所だったら、地球内、異世界内でも転移できる設定です。

 

100円ショップで買った雑貨を高額で異世界で売る

光波はまず、雑貨店を開くことに。

 

そこには、地球の100円ショップで買いあさったものを並べ、高利薄売する。

100円のシャンプーは8000円で売ることに。

 

異世界転移機能があったら、まずやりますよね。

 

現代日本のカンタンな料理を異世界で流行らせる

つぶれそうなレストランの立て直しに、「山野流」という名前を付けて現代のカンタンな料理を出す。

 

・かけうどん

・オムライス

・ハンバーグ

といったところです。

 

本当に、現代のこんな簡単な料理が、異世界で王様が食べるような料理になるんですかねぇ・・・という突込みを入れてしまいました。

 

隣の国から突然の宣戦布告に傭兵を送り込む

光波が暮らしている王国に、隣の帝国が魔物を従え、侵略戦争を仕掛けてきました。

人間だけならともかく、強力な魔物まで使役してくるのですから、王国存亡の危機。

 

そこに、光波が地球から傭兵と武装を転移。

王国の危機を現代兵器で救うことに。

 

ここで約金貨4万枚(地球の価値で10億円相当)以上を傭兵段に支払い、適度にピンハネするという商売を展開します。

 

戦闘の終了後、この時傭兵団は、異世界の竜の死体を地球に持ち帰り、ひと稼ぎ。

当然、あとで光波にばれて分け前を光波に支払う、という顛末になっています。

 

このように、光波の明るさとがめつさが相まって、大変面白いストーリが展開されます。

 

キャラクターの絵の魅力

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

「『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』2巻 原作:FUNA/漫画:モトエ恵介  シリウスKC」から引用

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』の女の子キャラクターは、大変カワイイ。

とっても魅力的。

表情も、とても豊富で、ストーリーの面白さにさらに魅力を加えています。

 

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

「『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』2巻 原作:FUNA/漫画:モトエ恵介  シリウスKC」から引用

しかし・・・、

 

男性キャラクター手を抜いていないか?

「ちょっとこれはないでしょう」という描かれ方をしています。

 

もっと、男性キャラクターをしっかり描いてくれれば、もっと評価は高いのに・・・。

 

戦闘シーン

光波は女の子なので、光波が戦うシーンはありません。

戦争シーンはあるのですが、銃で撃ちあうだけなので、特筆することも・・・。

 

イチャラブ度

謎の生物のせいで、光波は永遠の15歳になってしまったので、恋愛対象が見つかりません。

ですから、イチャラブができないのです。

 

ハーレム度

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』は、女性主人公なので、ハーレムは当然ありません。

 

H度

老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます

「『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』2巻 原作:FUNA/漫画:モトエ恵介  シリウスKC」から引用

うすーい、サービスシーンはありますが、「H度」として期待するほどではありません。

 

最後に

光波は国を救った褒美に子爵に陞爵。

本当は異世界でのんびり商売しながらスローライフしたいのが、領地経営など忙しくなる一方。

そんな光波の戸惑いも面白く描かれています。

 

原作者のFUNA氏のストーリーのテンポはいいですね。

同氏の作品に『ポーション頼みで生き延びます』という話がありますが、主人公の性格が結構似ています。

ストーリーの展開が似ているので「同じじゃないか」との批判もありそうですが、私はどちらの作品もとってもお好み。

『ポーション頼みで生き延びます』のレビューもそのうちに。

 

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』は「小説家になろう」で読めます。

ちゃんと毎週更新さてているので、とても楽しみ。

FUNA氏には、小説を書く者としての誠実さをとても感じてしまいます。

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