作品レビュー

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』貧弱高校生が、周りの手厚いサポートを受けて冒険する異世界ファンタジー

最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』は、攻撃手段を持たない鑑定士が、危険な異世界を生き抜く物語。

 

鑑定士という職業で、攻撃手段を持たないひ弱な主人公が、いかに異世界を生きていくかの答えに選んだのは、奴隷に守ってもらうこと。

購入した奴隷とお互いの信頼を得た主人公は、神様の手厚いサポートえて、異世界を冒険する。

 

・同じ世界に召喚されたクラスメートとの再会は?

・現世への帰還の方法は?

 

そんな、ショタ的で弱そうな主人公の冒険物語の詳細はここから。

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』の評価ポイント

評価
ストーリーの面白さ★★★☆☆
キャラクターの絵の魅力★★★☆☆
戦闘シーン★★★☆☆
イチャラブ度☆☆☆☆☆
ハーレム度☆☆☆☆☆
H度★☆☆☆☆

 

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』のあらすじ

あらすじ

・高校生:真名部響生は突然異世界に召喚されてしまった。

・召喚先は、草原・・・に化けた魔物の上だった。

・あるエルフに助けられ街へまで案内してもらうことに。

・響生は鑑定士という非戦闘職。異世界を渡っていくには、自分を守るパーティーが必要。そこで、奴隷とパーティーを組むことを考えた。

・そこで、呪いをかけられた獣人の勇者と人族の賢者の奴隷を購入しパーティーを結成。

・同じ世界に召喚されたクラスメートと現世への帰還方法を探す旅に出る。

 

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』の魅力のポイント

ストーリーの面白さ

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』は、なかなか、ハートフルな異世界ファンタジーです。

 

しかし、ストーリーは結構シビア。

・クラスが異世界召喚されたのに響生だけは、別の場所に召喚され、魔物の餌食になりそうになる。

・響生の購入した奴隷は実は勇者で、呪いがかけれ、本来の実力を出せなくなっていた。

・謎の女になぜか命を狙われる。理由はわからない(後に分かるでしょうけど)

 

ただ、響生をサポートする神々たちが今一つ緊張感なく描かれているので、ストーリーの緊張感が続きません。

画風からも、作品があまり深刻な雰囲気にならない、というところがります。

これは、悪いことではなく、なんとなくこの漫画の良さになっている感じがします。

私は好きです。

キャラクターの絵の魅力

最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

「『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』第一巻 p30 原作:あてきち/漫画:武田充司 アルファポリス」より引用

キャラクターは、マンガタッチで穏やかな雰囲気。

漫画チックながらも、女の子にはそこはかとなく魅力があります。

 

そして、魔物などの迫力は薄いです。

なにか、このサン品が軽いイメージなのもそんなところに原因があるのでしょう。

 

戦闘シーン

最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

「『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』第一巻 p56 原作:あてきち/漫画:武田充司 アルファポリス」より引用

主人公:響生は魔法がメインですから、格闘シーンはそう多くありません。

魔法効果を表現したシーンが多いです。

 

ただ、勇者:クロードの戦う場面は、そこそこ迫力があります。

 

イチャラブ度、ハーレム度

主人公の女神や、お姉さま方にかわいがられるようなショタコン的設定からでしょうか、ハーレム度、イチャラブ度に関しては、まったくありません。

なぜか、そんな姿が、私にはなぜか好感度が高いです。

H度

最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?

「『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』第一巻 p206 原作:あてきち/漫画:武田充司 アルファポリス」より引用

エマリアの胸を強調したうす~いサービスシーンならあるのですが。

 

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』に、H度を期待してはいけないでしょう。

 

最後に

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』は、平均的レベルの異世界ファンタジー。

読んで損はないと。

 

ストーリーの展開として、同じく異世界に召喚されたクラスメートはどうなっているのか、現代に帰る方法はあるのか、などの問題にどう対処していくのかは興味があります。

 

ただ、勇者が獣人というのはどうも違和感。

多くの異世界ファンタジーは、人間の勇者が主人公だからでしょうね。

 

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