『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』は、バカップルのほのぼのした幸せそうなシーンが魅力。
幸せそうなレッドとリットのバカップルぶりと、絵がとってもマッチング。
ヒロインのリットの笑顔がいい味出しています。
さらに、勇者を巡って、賢者アレスのギデオンへの嫉妬渦巻く世界も面白い。
もくじ
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★★★☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ★★★★★ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ★☆☆☆☆ |
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』のあらすじ
・勇者ルーティーの兄で、勇者のパーティーに参加していたギデオンは、他のメンバーと比較して実力が明らかに劣ってきていたと感じていた。
・ある日、賢者アレスはそんなギデオンに、「真の仲間じゃない」と宣言し、勇者のパーディーを出ていくよう促した。
・ギデオン自身も実力不足は気が付いていたので、アレスの言葉に従い、勇者のパーティーを密かに出ていくのであった。
・失意のギデオンは、レッドと名前を変え、辺境で薬屋を営むというスローライフを始める。
・そんな中、昔魔王軍を撃退するのに協力した、ロガーヴィア王女のリットが訪ねて来るのだった。
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
魔王を倒すために、戦いにまみれていたギデオンと、僻地でリットと幸せなスローライフをしているレッドの対比がとても面白く描かれています。
なんといってもレッドとリットのバカップルぶりが楽しい。
読んでいてほのぼのしてしまいます。
レッドの敵役は、賢者アレス。
この賢者アレスがイヤな奴なんですよね。
没落した家を再興して、今まで自分を馬鹿にしたやつらを見返したい。
自分が賢者の加護を持つものだから、他人が馬鹿に見えてしょうがないという性格。
過去の栄光を回復するために、勇者ルーティーと結ばれたいが、ルーティーが慕っているギデオン(レッド)が邪魔で何とかパーティーから排除したいと考えていたんですね。
だから、実力的についてこれなくなったギデオンをパーティーから追い出すことに。
後に、勇者ルーティーはパーティーから勝手に離れ、その行先でたまたまギデオンと出会ってしまいます。
そうなると、「勇者と一緒に魔王と倒し、勇者と結ばれてお家を再興する」アレスの願いがかなわないことになる。
ということで、アレスはルーティーを追うことに。
ギデオンを亡き者にして、ルーティーを魔王討伐に引き戻そうとします。
結局、アレスはギデオンに殺されてしまうのですが、その時のアレスは、男の嫉妬まる出しで、とても見苦しい。
やっぱり、話を面白くするのは敵役だなということをあらためて思いました。
物語は、アレスが死んだ後も続くのですが、今一つアクの強い敵役も出てこない。
さらに、スローライフの方は、レッドとリットのバカップルぶりから、レッドとルーティーのシスコン・ブラコンの話に変わっていきます。
ちょっと残念ですけど、後半のストーリーはあまり面白くなくなってきました。
キャラクターの絵の魅力
リットがとてもかわいく描かれています。
スローライフしているリットの動きもかわいく、とても魅力的。
絵はお気に入りの絵です。
池野雅博氏の絵はいいですね。
『ゴブリンスレイヤー ブランニュー・デイ』も池野雅博氏の絵で、わたしは好きです。
戦闘シーン
戦闘シーンは、迫力あるんですけど・・・。
どうも動きの描画が今一つ。
これからの池野氏に期待したいと思います。
イチャラブ度
物語の多くの部分に、レッドのリットのイチャラブシーンが描かれています。
イチャラブが好きな方には、『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』は、ピッタリです。
ハーレム度
レッドとリットのバカップルぶりと、後半には、レッドとルーティーのシスコン・ブラコンの話になります。
ということで、ハーレムは発生しません。
H度
H度は、うす~くあります。
でも、薄いですから、あまり期待しないでください。
最後に
スローライフ系の異世界ファンタジーの中では、ストーリもマンガもしっかりかけている作品です。
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』の小説は、「小説家になろう」で読むことができます。
更新もしっかりされているので、
・マンガの先
・出版された小説の先
まで読むことができます。
ほのぼの、スローライフ系の異世界ファンタジーの中ではおススメ。
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (2) (角川コミックス・エース) [ 池野雅博 ]