『転生賢者の異世界ライフ』は、主人公の起伏のない感情と同じに、物語にも起伏を感じられない異世界ファンタジー。
突然異世界召喚された主人公は、最初からチートな能力持ち。
次から次に、主人公に都合よく話は進みます。
チートな主人公の活躍が淡々と進む異世界ファンタジーの詳細はここから。
もくじ
『転生賢者の異世界ライフ』の評価ポイント
ストーリーの面白さ | ★★☆☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★☆☆☆☆ |
戦闘シーン | ★☆☆☆☆ |
イチャラブ度 | ☆☆☆☆☆ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『転生賢者の異世界ライフ』のあらすじ
・佐野ユージは、会社から持ち帰った仕事をしているときに突然異世界に召喚されてしまった。
・ユージはこれは夢だと思い、スライムに殺されれば現実に戻ると思ったが、スライムに気に入られティムしてしまうことに。
・そして、ドラゴンに襲われたときには、自分の持っている最大魔法で、あっという間にドラゴンも討伐。
・冒険者になるための試験で、ユージは剣なんか触ったこともないのに、上位の冒険者に剣の試験で勝利してしまいます。
・そういう感じで、ユージは悠々とスライムを従えながら異世界を無双していくのであった。
『転生賢者の異世界ライフ』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『転生賢者の異世界ライフ』は、とにかく、話がイージーに進みすぎます。
・異世界召喚が夢だと思ったので、スライムに攻撃させようとしたらティムしてきた。
・ドラゴンに襲われたら、極大魔法を使って、簡単に倒す。
・MPがそれほど高くないときに、極大魔法をとなると、足りない分のMPは「つけ」状態に。
・現世ではサラリーマンだったので剣なんて扱ったことがないのに、上位の冒険者に剣で勝利。
・立ち寄った街に伝説のドラゴンが攻めてきて、街に絶望感が漂ったときに、ひそかにドラゴンを討伐する。そして、目立ちたくないから、街から逃亡。
どこで盛り上がればいいのだろうか・・・という感じです。
キャラクターの絵の魅力
能面のような主人公の表情。
その一方、オーバーアクション過ぎる周りの人たち。
「無自覚無双」ということを表したいらしいが、すごく違和感を感じます。
男性キャラクターの描き方に、丁寧さが足りない感じもします。
女の子のキャラクターのかわいさは「並」という感じですね。
戦闘シーン
魔物との戦いは多いです。
しかし、賢者だから肉弾戦はあまりありません。
だからなのでしょうか、格闘戦にあまり迫力はありませんね。
イチャラブ度、ハーレム度
女性には縁のない賢者です。
それでも縁のあったのは、森の精霊ドライアド。
人間じゃないから、ハーレムにもイチャラブにも至りませんねぇ。
H度
これが見事なほどないです
最後に
『転生賢者の異世界ライフ』は、いま一つ盛り上がらない異世界ファンタジーと感じています。
主人公ユージの旅の目的がありません。
社畜がいきなり異世界召喚されたんだから、旅に目的なんかないだろう・・・とは思いますが、そこは冒険物語なんだから、何らかの目的がないと、物語が引き締まらないんじゃないかと思います。
小説は、「小説家になろう」の『転生賢者の異世界ライフ』で読めます。