『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の主人公は、世界最高の暗殺者が前世の経験をもとに、異世界でも暗殺者として生きていきます。
しかし、愛ある家族に育てられ、その結果、ハートフルな感情に芽生える。
その結果の暗殺者としての葛藤の姿が、とても面白い。
組織に裏切られた暗殺者は、後世で好きに生きることを誓ってあの世に行くと思ったら、異世界に転生してしまった。
異世界の女神が言うには、暗殺者の使命は、勇者を暗殺すること。
異世界に転生した暗殺者の2度目の異世界での人生は、味わったことない愛情にあふれた両親のもとで育つことに。
勇者暗殺という使命を受けながらも、ハートフルに育った暗殺者の、勇者暗殺までの物語の詳細はここから。
もくじ
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の評価ポイント
ストーリーの面白さ | ★★★★☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★☆ |
戦闘シーン | ★★★★☆ |
イチャラブ度 | ★★★☆☆ |
ハーレム度 | ★★☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』のあらすじ
・当代最高の暗殺者にも引退の時は訪れる。これからは後進の指導に当たるという約束であった。しかし、組織は暗殺者が乗った飛行機ごと暗殺者の抹殺を画策した。
・暗殺者は組織に絶望し、次の世では自分の好きに生きると誓いその生を終えた・・・と思ったら異世界に転生することに。
・暗殺者を転生させた女神の要望は一つ「今より18年後に生まれる勇者を暗殺しろ」ということ。
・暗殺者は人間として最高のスキルを得て、異世界の暗殺者の家系の跡取り(ルーグ)として転生する。そして、生まれ来る勇者を暗殺するための準備を進めるのであった。
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』の設定が面白いです。
勇者は神に祝福されているので、無敵。
だったら勇者が生まれたらすぐ殺せばいいのですが、勇者に魔王を倒してもらわないといけないので、勇者を殺すときには最高潮に強い状態。
だから勇者を殺せるとしたら暗殺だけ。
だから、暗殺者に依頼する。
なかなか筋が通っています。
そして、現世で冷酷な世界最高の暗殺者だった男が、異世界で愛情たっぷりの両親に育てられ、ハートフルな感情が芽生えたことへの戸惑いや葛藤も、とても惹かれる物語になっています。
また、最高の暗殺者になるため、暗殺術のほかに、医療、商業、鍛冶いずれも一流になるための修行をします。
一流商人になって、情報を得るための土台作りの話お面白いです。
キャラクターの絵の魅力
絵は丁寧です。
女の子キャラクターも男性キャラクターもしっかり描けています。
若干、絵に稚拙なところも感じますが、キャラクターの魅力は損なっていません。
きっと、巻を追うごとに、絵がどんどん整っていくと思います。
背景もしっかり描けていて好感が持てます。
戦闘シーン
かなりいいです。
暗殺者としての試験で父親と戦うのですが、そこでの父親との格闘シーンは見ごたえがありました。
ハーレム度
暗殺者の助手として、女の子をどんどん取り込んでいきます。
はっきり言って、女の子である必要ないと思うのですが、「助手たち」という、ハーレムが形成してく感じ。
転生前が「じじい」だったせいで、H方面にはなかなかいかないようですが、そのうち●●関係になるでしょう。
イチャラブ度
魔法の先生:ディアとのイチャラブシーンは、なかなか良いです。
暗殺者としての冷酷な判断する姿と、ディアとのほのかな恋の様子の対比がよく描けています。
H度
H度は薄いのですが、時々登場するチラリズム的なサービスシーンが響きます。
上手いなぁ。
最後に
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』は、絵も、ストリーも高いレベルにある異世界ファンタジーです。
主人公のローグは異世界で愛のある家族・友人に囲まれて育ちます。
そんな人への愛情と前世の暗殺差の冷酷さとの葛藤をする場面もあります。
このあたりを膨らまして展開するのも面白いでしょうね。
小説は「小説家になろう」の『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』で読めます。