『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』は、いわゆるギャップ萌えの異世界ファンタジー。
かわいい女の子がニコッと笑って
・敵の首を跳ばす
・敵の身体を上半身と下半身に分断する
・敵の身体を左右に分断しまくります。
誰もが見惚れてしまう美しさと、誰もが守りたくなってしまうかわいさと無垢さ。
そんな娘が、微笑みながら敵の首を跳ばしまくって、味方を勝利に導く。
そのギャップに惹かれて、読み続けてしまった異世界ファンタジーの詳細はここから。
もくじ
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』の評価ポイント
ストーリーの面白さ | ★★★★☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★☆☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ☆☆☆☆☆ |
ハーレム度 | ★☆☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に』のあらすじ
・オリビアはゼットいう死神に気まぐれに拾われた人間の女の子。
・オリビアは美しく育った。オリビアが15歳になった時に、突如ゼットは、一振りの剣と、ペンダントと手紙を残してオリビアの前から姿を消す。
・オリビアはゼットの姿を追って旅に。そして、ゼットの手がかりがあると思われる王国にむかう。
・王国に至る途中、王国と敵対する帝国の関所で、帝国屈指の実力者を一蹴して首を跳ねる。その首をもって王国の准尉として軍隊に採用された。
・そして、オリビアの参加する作戦は連戦連勝。帝国との戦争に劣勢だった王国は、息を吹き返すのであった。
・王国の重要人物となったオリビアだが、オリビアの目的はゼットに逢うこと。
・王国の思惑とオリビアの気持ちは錯綜するのであった。
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に』魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』は、いわゆる「ギャップ萌え」の面白さ。
そのギャップとは、「超冷酷な殺人鬼のような行動」⇔「無垢なかわいさを伴う絶世の美女ともいえる容姿」です。
「何者だッ!?」
パリスは怒声を上げた。敵であることは百も承知。それでも問わずにはいられなかったのだろう。
「え? 私の名前はオリビアだよ。ところで総司令官ってどの人間? あ、かくれんぼしてもダメだよ。ここにいることはわかっているから」
-中略-
彼らの上半身が滑るように傾いたかと思うと、下半身を残して地面に転がった。吹き上がる血飛沫と共に、こぼれ落ちる臓腑。濃厚な血臭が一気にこの場を染めていく。
https://ncode.syosetu.com/n2682dy/35/ 「小説家になろう」の『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く【WEB版】』から引用
お互いの死をやり取りする戦場での、
「必死に対応する敵の姿」と「気の抜けるようなオリビアの態度」。
このように、戦場の重いセリフとオリビアの軽い会話のギャップがとても楽しい。
オリビアの戦闘シーンの多くはこんな感じなのですが、何度読んでも心惹かれます。
キャラクターの絵の魅力
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』の主人公のオリビアは絶世の美女。
はたして漫画のキャラクターの絵が、絶世の美女ということを十分表現しているか・・・といえば、ちょっと物足りない感じはあります。
しかし、オリビアの無垢で素直な性格をコケティッシュによく表している。
ここは、異彩を放っています。
他の女性キャラクターの絵も文句ありません。
この先、美女ぞろいなメキア神国という国の重鎮がという上司ますが、その時を楽しみ。
不満なのは、敵方の男性キャラクターがちょっと丁寧じゃないんじゃないかという感じがします。
戦闘シーン
戦闘シーンには、光るものが。
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を腰に抱く』は、剣技がメインなので、この先どんどん迫力のあるシーンが展開されてほしいところです。
ハーレム度
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』は、女性主人公ですから、ハーレム的要素はありません。
イチャラブ度
主人公のオリビアは、恋愛を知りません。あるのは、食い気と知識欲のみです。
H度
これが残念なほどにありません。
これだけキャラクターが魅力的なので、残念。
しかし、『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』には、サービスシーンは必要ない!、といわれたら、そうかもしれないと思ってしまいます。
最後に
『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』は、面白く物語が読めるようなは、小説の書き方が上手い。
どんどん読み進めてしまいました。
また、
・オリビアの正体は?
・オリビアを育てたゼットとは何者か?
という謎もあって、「次はどう展開されるのだろう」という興味も尽きません。
絵もとても魅力的なので、おススメの作品です。
小説は、「小説家になろう」の『死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く』で読めます。