『世界最強の後衛』は、年下の女上司に都合の良いように使われていた元社畜の主人公が、その元上司と一緒に異世界転生。
社員旅行のバスの事故によって死んだ主人公は年下の女上司と一緒に異世界召喚。
異世界で「後衛」という役割に才能を発揮して、ルーキーとしては異例の活躍。
そして、異世界では、その上司との関係を解消する・・・つもりだったが、見捨てることができず、お世話を焼くことに。
お人好しな性格そのままに、「後衛」という地味な役割で、異世界を冒険する物語の詳細はこちらから。
もくじ
『世界最強の後衛』の評価ポイント
ストーリーの面白さ | ★★★☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★☆☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ★★☆☆☆ |
ハーレム度 | ★★★☆☆ |
H度 | ★☆☆☆☆ |
『世界最強の後衛』のあらすじ
・社員旅行のバスの中でまで仕事をしている「社畜」の後部有人は、バス事故で命を落として、「迷宮園」という異世界に転生した。
・「迷宮園」に転生すると、強制的に「探索者」になり、魔物と戦わなくてはいけないとのこと。有人は魔物と戦うべく、「職業」を得るために、ギルドへ。
・会社で上司のサポート役に徹していた有人は、職業欄に「後衛」と記入し、受理される。そして傭兵を雇い魔物狩りに出ることに。
・魔物を探索していると、魔物と対峙している元上司の五十嵐を見かける。五十嵐の組んでいたパーティーは瓦解しており、五十嵐の命は風前の灯火。有人は元上司の五十嵐を助けるのであった。
・五十嵐が対峙していた魔物は「名前付き」というレベルの高い魔物。有人の後衛としての能力と、傭兵テレジアの力で何とか魔物を撃退。高額の賞金を手にする。
・結局、有人と五十嵐はパーティーを組むことに。そこに傭兵のテレジアを加えて、「迷宮園」の魔物に挑むのであった。
『世界最強の後衛』魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『世界最強の後衛』は、「後衛職」という地味な役割にスポットを当てた異世界ファンタジー。
ちょっとした注目ポイントは、お人好しの有人が、縁を切りたがっていた元上司を見捨てることができずに相変わらずお人好しな感じでお世話し続けるところ。
ただ、力関係は現世の時とは異なり有人の方が上。
お人好しなところは変わらないが、いやいや付き合っているということではなく、力強く守っていくという立場になっています。
それと、元上司の五十嵐が、有人に惚れてしまうというところが、なんとなくスカッとする部分。
もしかして、年下の上司がいる方なんかは、よりスカッと感があるのかもしれません。
キャラクターの絵の魅力
『世界最強の後衛』の絵は、丁寧でうまい。
高レベルな画力があると感じています。
個人的にみて、女の子は「特にかわいくて魅力」ということはありませんが、絵のレベルは高し。
背景も手抜きはしていませんね。
異世界ファンタジーマンガの中でも良質だと思います。
男性キャラクターも丁寧に書いていて好感を持てます。
戦闘シーン
戦闘シーンは、効果的な背景を使って、それなりの迫力を出していると思います。
ただ、3巻当たりまでは、魔物が大きかったり、小さかったりして、戦闘シーンが単調です。
同じくらいの大きさの魔物や対人戦が出てきたときに、戦闘シーンの画力がわかってくるでしょうね。
ハーレム度
有人のパーティーはどんどん大きくなっていきます。
当然メンバーは女の子ばっかり。
しかし、有人は手を出しません。
異世界ファンタジーでは、ハーレムのようなパーティができてもなかなか手を出しませんね。
これはこれで不健康な感じがするのですが。
イチャラブ度
有人は特定の女の子には手を出しません。
ただ、女性達は、時々あり人への求愛行動をとっています。
有人は、鈍くてそれに気が付かないのですが。
もったいない話です。
H度
うすーい、サービスシーンが時々。
ストーリーから言って、もっとサービスシーンがあってもいいんじゃないかと思います。
最後に
『世界最強の後衛』は、ピンポイントで「こんな話が面白かった」というところが特にないんです。
ただ、読んでいるとすいすい読めて、それなりの満足感が。
上手くまとめられて、絵も上手い異世界ファンタジーといっていいでしょう。
もう一つ「迷宮園」とはなにか?というところも気になって、その秘密を知りたくて読み進めてしまう感じもあります。
小説は、「小説家になろう」の『世界最強の後衛』で読めます。
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