『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』は、「悪い奴をやっつけて気持ちが良くなる。」という、まるで水戸黄門を見ているような面白さのある異世界ファンタジー。
面白い小説や漫画やアニメの典型的パターン。
どこが水戸黄門を見ているようというと、最後に印籠を出すような感じのあるところ。
各ストーリーの最後に
辺境伯の息子だったのか・・・
貴族の当主だったのか(男爵→子爵→伯爵と陸爵していきます)・・・
Sランク冒険者だったのか・・・
神の使途だったのか・・・
と、敵役は悔しがったり平伏したり・・・というパターンが多く登場します。
もくじ
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★★★★ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★☆ |
戦闘シーン | ★★★☆☆ |
イチャラブ度 | ★★★★☆ |
ハーレム度 | ★★★★★ |
H度 | ☆☆☆☆☆(主人公のカインは未成年だからかな) |
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』のあらすじ
・高校生の椎名和也は、コンビニで暴漢に襲われていた友人の妹助ける際に、刺されてあえなくこの世を去る。
・そして、魔法や魔物が跋扈するエスフォート王国の辺境伯の三男カイン・フォン・シルフォードに転生した。
・魔法や剣術に憧れ、ひそかに自主練を続けて5歳になったとき、神の洗礼を受ける。
・そこで、教会すべての神様(七注)からの祝福を受けてこの時点でチートな世界最強になった。
・神はカインに「遅れた世の中を発展させてほしい」との依頼を受けることに。
・しかし、カインをここまでチートにしたのは、さらに裏の意図があったのだった。
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』は、ストーリーが、なぜだかとても面白い異世界ファンタジー。
最初は何で面白いのかがよくわかりませんでしたが、2回読み直してその面白さがわかりました。
まるで水戸黄門を見ているようなんです。
例えば、カインが冒険者登録に行くと、子供だからとガラの悪い冒険者に絡まれます。
しかし、チートな能力を授かったカインは余裕で、柄の悪い冒険者を叩きのめすことに。
また、学園に入学した時は、美しい王女や公女と仲良くしていると、上級貴族の子弟にうらやましがられることに。
上級貴族の子弟たちは、親の権力をかさに、カインを排除しようと絡む。
しかし、カインはすでに貴族当主ということで、上級貴族の子弟らよりも上の身分を明かし、上級貴族の子弟は這う這うの体で退散することに。
領主になって領地に赴いたときには、その領地の教会は腐敗し、経済は困窮という状態。
さっそく領地の問題を解決して動き始めると、領地を食い物にする黒幕が、カインを襲うことに。
カインはチートな力を発揮し、数十人の敵を叩きのめし、黒幕をとらえ、領地の大掃除。
そして、領地を王都よりも発展させてしまい、王様ににらまれます。
以上のようなさまがとても面白く読ませてくれます。
作者のストーリの進め方が上手いですね。
キャラクターの絵の魅力
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』のマンガ版では、キャラクターが幼い感じ絵なので、魅力としては★一つ足りないかな、と考えました。
しかし、人物を描くのにしっかり丁寧だと思います。
強く迫るようなキャラクターの絵ではありませんが、わりと魅力のある絵です。
戦闘シーン
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』の戦闘シーンは丁寧だと思うのですが、動きのあるシーンが今一つかなぁ。
幼い感じのキャラクターで迫力が出なくて損しているところもあるかもしれません。
ハーレム度
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』のハーレム度は満点です。
なんといっても、
上級貴族
世界最強
神の使途
ですから、カインに憧れる女の子が次々と登場して、婚約者が増えていきます。
婚約者だけでハーレム状態です。
イチャラブ度、H度
『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』では、主人公のカインが、かわいい女の子から迫られまくります。
中学生だったら、うらやましいかもしれません。
しかし、カインの年齢設定が未成年なので、H度がまるでありません。
それが、ハーレム度、イチャラブ度の魅力を削いでしまうのは仕方ありませんね。
最後に
小説は「小説家になろう」の『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使途~』で読めます。
ある程度、更新されているので、先々が楽しめるでしょう。
先にもストーリーの面白さで語りましたが、水戸黄門みたいな、ワンパターンとも思えなくはないのに面白くて惹き込まれます。
「小説家になろう」で人気だったのも納得です。