作品レビュー

『異世界チート魔術師』チートで、甘々な主人公の異世界無双

2020年3月31日

異世界チート魔術師

『異世界チート魔術師』のヒーロー&ヒロインは、味方にも敵にも甘々。

 

異世界召喚直後から、一国を相手にできる魔力を持つ勇者(太一)。

 

最初から、チートなためか、敵には甘々です。

自分を殺そうとした敵が、未熟で、幼くて、可愛いからと仲間にしたり。

自分を殺しに来たドラゴンにも、ドラゴンが「実は頼まれたから」と言い訳を言ったら許してしまう。

 

ヒーロー・ヒロイン(凛)ともかわいいキャラクターだが、ちょっと物足りない感のあるの勇者の話の詳細はここから。

 

『異世界チート魔術師』の星評価

評価
ストーリーの面白さ★★☆☆☆
キャラクターの絵の魅力★★★☆☆
戦闘シーン★★☆☆☆
イチャラブ度★☆☆☆☆
ハーレム度★☆☆☆☆
H度★☆☆☆☆

 

『異世界チート魔術師方』のあらすじ

あらすじ

・西村太一はもてない高校生代表・・・と本人は思っている。吾妻凛は、全校憧れの女子高校生。実は、太一にほのかに恋心を抱いているらしい。

・そんなある日、二人が歩いていると、いきなり足元から怪しい光が・・・。そして、太一と凛は異世界に召喚されてしまう。

・召喚先は、見たことのない草原。そこで、馬らしき魔物に襲われるが、たまたま通りかかった冒険者に助けられる。

・無一文で異世界に放り出された二人は、お金を稼ぐために、冒険者ギルドに。そこで魔力量を計測され、そのチートな魔力の為にレミーアに預けられ、魔法の訓練をして冒険者ビュー。

・太一と凛はそのチートな能力を使って、街の危機を救う等の活躍をする。そしてある時、王城に呼び出され、そこで第二王女のシャルロットに出会う。

・シャルロットこそ、太一と凛を異世界に呼び出した本人だった。そこでシャルロットは、王国の内戦で自分たちに力を貸してほしいと二人に依頼する。

・太一と凛は、シャルロットに手を貸すことになるが・・・

 

『異世界チート魔術師』の魅力のポイント

ストーリーの面白さ

異世界召喚直後の魔力の計測で、

凛は200万人に一人のクワッドマジシャン

太一は一人で一国を相手にできるようなユニークマジシャン

と判定されます。

最初からチートですよね。

ちょっと、これでどう盛り上がっていくのか心配になってしまう感じです。

 

太一たちを召喚した国王派に対抗する王弟派の手下が創り出した魔物に、太一は苦戦します。

太一は一国を相手にするほどの力があるはずなのに、そんなに簡単に、一国の軍隊に比肩する太一に迫る魔物を創り出せていいのか・・・。

 

そして、「苦戦」とは書きましたが、太一の苦戦の様子があんまり伝わってきません。

 

太一は、一度、魔物に敗れますが「力をくれ~」と叫ぶと精霊が助けにきます。

なんか安易。

精霊の力で、魔物との力関係は逆転しますが、与えられた力を試すうちに、時間切れになって、敵のボスを取り逃がす・・・。

好きくないストーリー展開だ。

 

キャラクターの絵の魅力

異世界チート魔術師

「『異世界チート魔術師』第一巻 P12 漫画:鈴羅木 かりん/原作:内田健 角川書店」より引用

『異世界チート魔術師』の女性キャラクターはカワイイ、男性キャラクターの描き方も丁寧です。

結構好きな描き方です。

魅力も十分。

 

一つ言えば、ちょっと線が細いなぁ。

でも、これは好みの問題ですね。

 

戦闘シーン

異世界チート魔術師

「『異世界チート魔術師』第一巻 P186 漫画:鈴羅木 かりん/原作:内田健 角川書店」より引用

戦闘シーンは、あまり躍動感はないし、ちょっと稚拙な感じが。

対人戦の絡みがもっとうまく描けてればよかったのになぁ、と思いました。

 

ハーレム度

主人公:太一に憧れる女の子は徐々に増えていきます。

しかし、太一は自分がもてるという自覚がないので、ハーレム化しません。

 

イチャラブ度

凛がほのかに、太一に憧れるシーンが多々ありますが、イチャラブには至りません。

 

H度

異世界チート魔術師

「『異世界チート魔術師』第一巻 P163 漫画:鈴羅木 かりん/原作:内田健 角川書店」より引用

ちょっとだけ、サービスシーンがあります。

H度を期待している方は、不満が残るでしょうね。

 

また、異世界でも下着は現代風・・・てちょっとどうなの?突っ込んじゃいけないところなのかなぁ。

 

最後に

タイトルの『異世界チート魔術師』というように、チートしすぎな感じがあります。

それによって、作品の盛り上がりにイマイチ欠けるような気が。

やっぱり主人公は、最初に苦労する方が盛り上がりますね。

 

「小説家になろう」の『異世界チート魔術師』に連載されています。

私は、小説は読んでいません。

 

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