作品レビュー

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』は、読む手の想像を超える、ダークサイドな異世界ファンタジー

2020年5月15日

ニトの怠惰な異世界症候群

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』は、いじめられっ子が、異世界に転生して、クラスメートを殺しまくる異世界ファンタジー。

 

読み手の想定を超えるオーバーキルが展開。

読んでいて、「そこまでしないで許してやれよ」という突っ込みを入れながら読んでしました。

 

気分の悪くなるような感情を抱えていても、次が気になって、読むのが止まらなくなった異世界ファンタジーの詳細はここから。

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』の評価ポイント

評価
ストーリーの面白さ★★★★☆
キャラクターの絵の魅力★★★☆☆
戦闘シーン★★★☆☆
イチャラブ度★★☆☆☆
ハーレム度★★☆☆☆
H度☆☆☆☆☆

 

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』のあらすじ

あらすじ

・日高政宗はいじめられっ子。クラスメートに助けを出すこともできず、ある日屋上から身を投げた。

・その時、偶然にも政宗のクラスが異世界召喚される。

・政宗はヒーラーとして異世界に転生したが、召喚した王女は、政宗を「無能」と評し、破棄しようとするのであった。その時、クラスメートの多くは政宗をそのまま見殺し。政宗は、「お前ら全員、必ず・・・殺してやる」の言葉を残して、破棄のための転移させられた。

・政宗は、王女によりあるダンジョンに転移させられる。そこで、見つけた薬らしきものを手に取った時、「力が欲しければそれを飲め・・・」と語りかけるものが。そして、その言葉に従い薬を口に。

・政宗は、その薬で力を得て、ダンジョンの高いレベルの魔物を撃破。そして、異常なレベルアップを経験する。さらに、政宗は、ダンジョンで謎の強敵を倒し、レベルを上げスキルを獲得していくのであった。

政宗はこの時点でほぼ世界最強。

・ダンジョンを脱出した政宗は、ニトと名乗り、自分をこの世界に召喚した、王と王女とクラスメートに復讐するために旅に出るのであった。

 

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』の魅力のポイント

ストーリーの面白さ

ニトの怠惰な異世界症候群

「『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』第一巻 p32 漫画:まえはた/原作:蒸留ロメロ KADOKAWA AIメディアファクトリー」より引用

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』のキーワードは「深淵」。

これはスターウォーズの「暗黒面」みたいなものですね。

自分を召喚した者とクラスメートへの復讐心に囚われた主人公のニトは、自分の心を救ってくれたトアの死の予言を実現しないために、残虐な行為を繰り返して、「深淵」に落ちていくという物語です。

スターウォーズのアナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダみたいですね。

 

主人公のニト(政宗)は、王女アリエスに無能として、勇者のグループを追放。

その時、クラスメートに「お前ら全員、必ず・・・殺してやる」と言葉を残します。

 

政宗は、実際に自分をいじめて自殺に追いやったクラスメート二人をひどく恨んでいました。

しかし、力を得て、異世界を幸せに生きようと思う政宗は、自分が幸せに生きるために、日本からの勇者は不要と考えほとんどのクラスメートをその手で斬殺。

そして本当に恨んでいる佐伯というクラスメートは、佐伯が結婚をし、子供が生まれたときに、妻と子供を目の前で殺し、佐伯自身は四肢と左目をつぶして生かすことに。

 

読んでいて気分が悪くなってしまいました。

こんな感じの救いようのないイベントが次々に出てくる異世界ファンタジーです。

キャラクターの絵の魅力

ニトの怠惰な異世界症候群

「『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』第一巻 p150 漫画:まえはた/原作:蒸留ロメロ KADOKAWA AIメディアファクトリー」より引用

女性キャラクターはかわいく描かれていて、結構好みでした。

 

男性キャラクターは、上手だとはあまり思わないのですが、ダークファンタジーにふさわしい雰囲気を漂わせています。

昭和のホラーマンガっぽい雰囲気があります。

戦闘シーン

ニトの怠惰な異世界症候群

「『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』第一巻 p90 漫画:まえはた/原作:蒸留ロメロ KADOKAWA AIメディアファクトリー」より引用

ニト(政宗)が魔法メインだからでしょうか、剣戟や体術などはあまり描かれていません。

魔法戦とみれば、そこそこ迫力はあると思います。

イチャラブ度

イチャラブと違うんでしょうね。

ニトとヒロインのトアはお互いが心配で離れられないという感じの関係が続きます。

お互い依存しあう関係といったらわかりやすいのでしょうか。

ちょっと、いびつな感じ。

 

さらに、ニトとトアは●●関係にならないみたいです。

あやふやな表現なのは、●●関係的な記述が出てこないからです。でもニトとトアは一緒に長く暮らしているので、●●な関係にあってもおかしくはないと思ったから。

ハーレム度

・トアは魔国の王女様

・ネムは獣国の王女様

・スーフィリアは亡国の王女様

と一緒に、ニトは行動しているので、はたから見るとハーレムっぽい感じ。

 

しかし、何年たってもニトと女の子たちは、●●関係にならないようなので、ハーレムっぽくないですね。

H度

まったくありません。

最後に

『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』は、貧弱な主人公が、強大な力を得て、異世界無双するという、よくあるパターンの異世界ファンタジーだと思いました。

しかし、中身は気分が悪くなりそうな復讐の異世界ファンタジーでした。

 

伏線の貼り方、話の進め方などが、なかなか上手で、次が気になり読み進めてしまいます。

でも、あまりにもダークサイドな話が続き、心が黒く染まって行くんじゃないかと感じてしまいました。

 

「面白のか?」と聞かれれば、「面白い」。

 

しかし、他人に進めたいかといえば、「読まない方がいいんじゃない」という気持ちも出てしまう作品でした。

 

小説は「小説家になろう」の『ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職〈ヒーラー〉なのに最強はチートですか?』で、読めます。

私は、一気に読んでしまいました。気分が黒黒するような感覚は多々あり。でも、読むのを止められませんでした。

 

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