作品レビュー

『賢者の弟子を名乗る賢者』老賢者(♂)が幼女に転生。違和感漂う異世界ファンタジー

2020年5月16日

賢者の弟子を名乗る賢者

『賢者の弟子を名乗る賢者』は、召喚術を得意とする老賢者が幼女に転生して、転生した時代で衰退した召喚術で無双します。

 

老人口調の幼女賢者。

ロリコン志向がある方には、違和感満載かも。

 

ギャップ萌えがストライクな方にはたまらないかもしれない、異世界ファンタジーの詳細はここから。

『賢者の弟子を名乗る賢者』の評価ポイント

評価
ストーリーの面白さ★★☆☆☆
キャラクターの絵の魅力★★☆☆☆
戦闘シーン★★☆☆☆
イチャラブ度☆☆☆☆☆
ハーレム度☆☆☆☆☆
H度★★☆☆☆

 

『賢者の弟子を名乗る賢者』のあらすじ

あらすじ

・咲森鏡は、アークアースオンラインというゲームの娼館術を得意とする一流プレイヤー。ゲームの中では、ダンブルフ・ガンダドアと名乗っていた。

・プレイ中に寝落ちして、気が付いていたら、30年後のアークアースオンラインの中に幼女の姿で転生していた。そこで、ダンブルフの孫のミラとして異世界を生きることにした。

・ダンブルフはアルカイト王国の九賢者の一人だったが、30年前にその九賢者が行方不明になった。ダンブルフはミラとして30年してアルカイト王国に出現して、ソロモン王のもとに身を寄せた。

ソロモン王も元ゲームプレイヤー

・アルカイト王国は九賢者が行方不明になったため、国として崩壊の危機の状態であった。

・ソロモン王は九賢者の助けを求めたいが、アルカイト王国にいるのは20年前に再臨したルミナリアとミラだけだった。

・他の賢者も異世界に存在してはいるのだが、ソロモン王の前に姿を現さない。ミラはルミナリアと一緒に他の賢者を探し出しにでるのだった。

 

『賢者の弟子を名乗る賢者』の魅力のポイント

ストーリーの面白さ

個人的な意見ですが、男が女になって転生するという設定はあまり好きではありません。

見た目と、行動パターン・言葉遣いなどにすごく違和感を感じて、感情移入できないんです。

脇役のルミナリアも美人に描かれているのですが、中身は男ですからね・・・。

 

それだからでしょうか、ストーリが頭によく入ってこないんです。

もしかしたら、ストーリーが分かりにくいのかもしれません。

そこのところは、自分でもよくわかりません。

 

さらに、ミラが身を寄せたアルカイト王国ですが、危機的状態とソロモン王は言っていますが、どうも危機状態が伝わってこず、なんで他の九賢者を探すための緊迫感がありませんでした。

キャラクターの絵の魅力

賢者の弟子を名乗る賢者

「『賢者の弟子を名乗る賢者』第一巻 p26 原作:りゅうせんひろぐつ/漫画:すえみつぢっか (株)マイクロマガジン社」から引用

男性キャラクターもしっかりと描かれています。

絵は丁寧に描かれれていると思います。

 

最初は、キャラクターに今一つ魅力を感じなかったのですが、第4巻あたりから、表情も豊かになってきて感情移入しやすくなってきました。

この先に期待したいと思います。

戦闘シーン

賢者の弟子を名乗る賢者

「『賢者の弟子を名乗る賢者』第一巻 p96 原作:りゅうせんひろぐつ/漫画:すえみつぢっか (株)マイクロマガジン社」から引用

賢者が主人公ですから、心躍るような戦闘シーンはありません。

 

イチャラブ度 ハーレム度

心は男性、身体は幼女ですから・・・。

ハーレム度、イチャラブ度には期待できませんね。

H度

賢者の弟子を名乗る賢者

「『賢者の弟子を名乗る賢者』第一巻 p72 原作:りゅうせんひろぐつ/漫画:すえみつぢっか (株)マイクロマガジン社」から引用

薄めのサービスシーンがありますが、特に主人公のサービスシーンはいけません。

中身は男ですから。

 

ひとつ言っておくと、異世界ファンタジーには珍しい百合シーン的なシーンは望めます。

最後に

一応、剣と魔法の異世界のはずなんですが、「魔法工学?」みたいのも発展していて、装甲車やガトリング銃みたいのも出てくるんです。

『ありふれた職業で世界最強』でもそんなところがありましたが、『ありふれた職業で世界最強』では、主人公限定でした。

『賢者の弟子を名乗る賢者』では、量産されるのですから、どうも異世界ファンタジーとして違和感を感じてしまいます。

 

第4巻の後半あたりから、わかりやすい展開になってきます。

最初は『賢者の弟子を名乗る賢者』の設定が独特だったからわかりにくかったのかなぁ・・・。

 

小説は「小説家になろう」の『賢者の弟子を名乗る賢者』で読めます。

私は小説は読んでいません。

 

-作品レビュー

Copyright© 異世界ファンタジーなマンガ・ライトノベルが好き! , 2024 All Rights Reserved.