作品レビュー

『神眼の勇者』H気味なギャグマンガとしてなら面白いかも

2020年3月15日

神眼の勇者

『神眼の勇者』は、かなりハチャメチャな異世界ファンタジー。

 

ストーリーが飛びまくり。

読んだ後にほとんど残らない。

感動する要素がほとんどありません。

 

勇者の武器が丸太という、荒唐無稽な設定。

 

Hっぽいイベントが、頻繁に出現。

 

敵対する勇者が、おかまになる・・・。

 

でも、何となく読み進めてしまう、ギャグマンガ的に読むとそれなりに面白い異世界ファンタジーです。

 

『神眼の勇者』の星評価

評価

ストーリーの面白さ★★☆☆☆
キャラクターの絵の魅力★★☆☆☆
戦闘シーン★★★☆☆
イチャラブ度★★★★★
ハーレム度★★★★★
H度★★★★★

 

『神眼の勇者』のあらすじ

あらすじ

・ニートの丸太真は突然異世界召喚される。

・真を召喚した女神アステナは、真が使えないと判断し、廃棄処理として地上の僻地に転送する。

・転送先で真は老婆に出会う。「食料をくれ、町まで負ぶって連れて行け」という老婆の望みを叶えたところ、老婆は女神リアナに変身。真は、その善良さのため、リアナから神眼を与えられる。

・ゾンビに襲われた街にたどり着いた真は、ゾンビを滅ぼす。そして、助けたミリア、カチュラ、マリーの三兄弟と、双子の赤ん坊とともに、冒険の旅に出る。

 

『神眼の勇者』の魅力のポイント

ストーリーの面白さ

『神眼の勇者は』かなり無茶苦茶な話です。

 

勇者・真の武器は丸太。

丸太で敵を突くか、殴り倒すというのが戦闘スタイル。

まったくもって、格好良くない

 

真の男としてのもやもやが溜まると、ミリアとカチュアに抜いてもらう。

そんなシーンがしばしば。

 

敵対した女神アステナの勇者のアベルのを倒したところ、「きれいなアベル」と「汚いアベル」に分裂して、「きれいなアベル」から、恋心を抱かれるようになる。

「汚いアベル」は、闇女神エリエリスに拾われて吸血鬼にされ、真と再戦しますが、あっという間に滅ぼされます。

 

そして、真の活躍により、貴族に陸爵し、その領地の海岸でヌーディストビーチをひらく。

 

こんな風に、話があちこちとんでいきます。

 

一つ一つのエピソードにあまり脈絡がなく、ストーリーが頭に入ってきません。

 

キャラクターの絵の魅力

神眼の勇者

「『神眼の勇者』第一巻 P36 漫画:白瀬岬/原作:ファースト モンスターコミック」より引用

『神眼の勇者』の女性キャラクターはそこそこかわいい。

男性キャラクターもそれなりに、魅力的です。

 

戦闘シーン

神眼の勇者

「『神眼の勇者』第一巻 P98 漫画:白瀬岬/原作:ファースト モンスターコミック」より引用

丸太が武器という時点で、もう戦闘シーンのポイントを低くしてしまう方もいるかもしれません。

ここは、武器が丸太ということに目をつぶって判断することに。

 

丸太を振り回しながら戦うところなど、躍動感のあるシーンになっていると感じます。

戦闘の辛みのシーンもそれなりにリアリティのある構図になっていると思います。

 

ハーレム度

最初に助けた三兄弟の他、女神、邪神、女騎士など、ハーレム要素満点。

それぞれとの、肉体関係を匂わせる伏線を敷いています。

さらに、女性たちををはべられせてヌーディストビーチを開くのですから、これはハーレムですね。

 

イチャラブ度

主人公の真と、ミリア、カチュラとはラブラブな関係。

さらに、女神や女騎士にも求愛されることに。

 

イチャラブ度は「高し!」です。

 

H度

神眼の勇者

「『神眼の勇者』第一巻 P106 漫画:白瀬岬/原作:ファースト モンスターコミック」より引用

過激な絵ではないものの、

・主人公真の欲望を手や口で癒す。

・ヌーディストビーチシーン

・レイプシーン

・女神の身体を使った誘惑シーン

など、H度はかなり高い。

 

それらのシーンが、ちょくちょく出てくるので、ついつい読み進めてしまうのが男の性です。

 

最後に

『神眼の勇者』は、アングラ的な異世界ファンタジーといったところではないでしょうか。

 

Hシーンではちょっと劣情を刺激されます。

 

『神眼の勇者』というタイトルは正統派っぽいですが、中身は他人には見せにくいという感じです。

 

 

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