『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』は、増殖する復讐ファンタジー。
復讐を誓った、すべてのものに裏切られた勇者。
自らの復讐を実行数るために、復讐心を心に抱く仲間を増やしていく。
それぞれの復讐心をパーティーで共有することにより、復讐はさらに増殖していった。
より残酷に、より苦しむように、そんな救いようのない物語が続く。
復讐劇にこだわる人にはおススメめの異世界ファンタジー。
そんな『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』の詳細はこちらから。
もくじ
『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★★☆☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★☆☆☆ |
戦闘シーン | ★★☆☆☆ |
イチャラブ度 | ★★★☆☆ |
ハーレム度 | ★★☆☆☆ |
H度 | ☆☆☆☆☆ |
『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』のあらすじ
・元勇者の宇景海人は、信じたものに裏切られた。そして、死が訪れるまでそれらのものに復讐の言葉を吐き続ける。
・そして、自らが死んだと思った瞬間に、異世界召喚の時点に戻っていた。
・今までの体験は、地球の神が異世界に無理やり召喚された者に与えた能力によって、チュートリアルとなった。
・その能力は地球の神が、召喚によって苦しむ人たちに与えたせめてもの手土産能力。
・海人は二度目の異世界人生を一回目の人生で自分を裏切ったものへの復讐に使うのであった。
・海人は、自分と同じように信じていたものに裏切られたものを仲間し、その仲間と復讐心を共有する。
・海人は、自分とその仲間の復讐劇を重ねる旅を続けるのであった。
『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
復讐関連の異世界ファンタジーはマニアックなストーリー展開が多いのですが、『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』も多分に漏れません。
『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』の復讐の特徴は、
・復讐心を胸に抱く者を仲間としていく。
・仲間の復讐心は自らの復讐と同じになる。
・仲間が増えれば増えるほど、復讐心が増殖していく
とうもの。
この設定は、なかなか注目です。
そして、他の復讐系の物語と同じように、凝った復讐の方法が展開されます。
例えば、海人は兎人族のミナリスを仲間に。
ミナリスは、奴隷商と他の奴隷に対して復讐心を持っており、ミナリスの復讐が実行されます。
その復讐方法が、対象を飢餓状態にして、無理やり毒を食わせて、ゴブリンに変身させ、その後、その毒により死んでいくというモノ。
マンガは絵があるので、凝った復讐劇もわかりやすいのですが、小説では表現がくどく感じてしまい、けっこう読み飛ばしてしまうこともありました。
さらに、人物相関図がなかなかマニアック。
理解しずらいという面もありますが、想定が綿密等側面もあると思います。
例えば、海人はレティシアと恋仲になるのですが、陰謀によりレティシアは魔王の座に。
海人は勇者だから魔王を打たなければならず・・・。
簡単に書きましたが、実際の話では、聖女や獣国の王子やらが絡んできてえらく複雑です。
キャラクターの絵の魅力
女性キャラクターも、男性キャラクターも丁寧に書かれていると思います。
王女が魔法をかける途中で海人にばれて、魔法を暴発させたところのシーンなど、かなりおどろおどろしい。
このおどろおどろしさは、復讐系の異世界ファンタジーとしては、魅力あります。
ただ、好みとしては小説の使われている挿絵の方が、私はより好きです。
戦闘シーン
肉弾戦にもっと迫力があると、復讐系の異世界ファンタジーとして、もっと厚みが出たと思いますが、『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』の戦闘シーンは普通という感じです。
イチャラブ度
仲間のミナリスは海人にベタ惚れですが、海人がそんな中を望みません。
小説では、1回目の海人の異世界人生で、魔法であるレティシアとのイチャラブシーンがそれなりのページを使って描かれています。
「ちょっとくどいぞ」と思えるくらい。
マンガではこのシーンはどれくらい描かれるのだろうか・・・。
ハーレム度
海人には、復讐を誓う女の子の仲間が増えていきます。
しかし、海人は硬派なようで、●●関係には至りません。
H度
これが、ないんですね。
残念。
最後に
復讐系の異世界ファンタジーは復讐シーンを凝りすぎると読んでいてしんどいと感じる方もいるでしょう。
逆にマニアックに復讐シーンが展開されて、満足度が高くなるという面もあります。
私は、しんどく感じたところがありました。
しかし、『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』は、どうも気になる作品で、もう一度、小説の精読に挑戦してみようと思います。
その時に、ブログ記事を加筆修正する予定です。
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