『無職転生 異世界行ったら本気出す』は、異世界に行くと、クズでもやり直せるような気にさせてくれる異世界ファンタジー。
前世のニートだった自分を悔いていた主人公のルディは、異世界に転生すると本気を出すと決心。
幼いころから魔術を鍛え、前世の失敗を繰り返さないように人生を送ります。
そして、前世ではかなわなかった、童貞を卒業することも。
そんなニートが、異世界で成り上がっていった物語の詳細はここから。
もくじ
『無職転生 異世界行ったら本気出す』の星評価
ストーリーの面白さ | ★★★★☆ |
キャラクターの絵の魅力 | ★★★★☆ |
戦闘シーン | ★★★★☆ |
イチャラブ度 | ★★★☆☆ |
ハーレム度 | ☆☆☆☆☆ |
H度 | ★★★☆☆ |
『無職転生 異世界行ったら本気出す』のあらすじ
・34歳にして、無職のニート。「俺」は、親の死とともに兄弟から、家を追い出されることに。
・今までの人生を後悔し、人生をやり直したいと考えながら雨の中を歩いていた時に、高校生のカップルを交通事故から救うが、自分はトラックにはねられ死亡。そして、異世界にルディ(ルーディウス・グレイラット)として転生。
・異世界に転生したルディは、後悔する人生を送らないように、魔術の特訓にいそしむのであった。
・ルディの魔法の才能を見出した両親は、ルディに魔法の家庭教師をつけることに。それが、ロリッ娘ロキシーだった。
・ロキシーに2年の間魔術を習い。ロキシーは家庭教師を辞めて去って行った。
・ルディは、魔術の腕をさらに上げるために魔術学校に通うことを望んだ。そして、魔法学校の学費をためるために、家庭教師となる。
・その後、家庭教師をしているところ、その土地で魔力災害が起きてルディははるか魔大陸に転送されてしまう。
・ルディは、離れ離れになった家族に会うたびを続けることに。
『無職転生 異世界行ったら本気出す』の魅力のポイント
ストーリーの面白さ
現世でニート時のトラウマを異世界で克服していく姿がなかなか心を動かす
『無職転生 異世界に行ったら本気出す』のニート時のトラウマを異世界で克服していく姿は、なかなか読ませました。
ルディは、前世でニートだったので、庭から外に出たことがありませんでした。
ロキシーに魔術の訓練で外に出るときに葛藤する姿が、なかなか響く。
また、前世で一回も祝ってもらえなかった誕生日を、5歳のときに家族に祝ってもらったときの感動する姿も、なかなか良かったです。
物語を盛り上げるイベントがいっぱい
『無職転生』は、様々な経路の違ったアクシデントが主人公ルディの前に広がって、物語に起伏があって長く飽きさせません。
ルディは、ルディの主筋にあたる家の娘エリスの家庭教師になります。
エリスは強烈なじゃじゃ馬で、ルディを家庭教師と認めるまですごく苦労する様が、なかなか面白い。
また、エリスの家庭教師をしていた時に、魔力災害にあい、ルディとエリスは一緒に魔大陸に転移させれてしまいます。
そして、故郷への帰還の間に様々な事件が発生。
・悪魔といわれた部族のルイジェンドと仲間になる。
・獣人を誘拐したと誤解され、裸に剥かれて監禁される。
・龍神オルステッドに訳も分からず殺されそうになる。
・父の愛人と異母姉妹が王族にとらわれていて、それを救出。
等々、これらの話が、とてもテンポよく、面白く描かれています。
感動的な場面もいっぱい
また、感動的な場面もあります。
例えば、
ルディは、魔大陸からの帰還の途中父親と再会します。
ルディは単純に父親との再会を喜びますが、父親は、ルディが家族の捜索を怠っていたとして、ルディを非難。
その時父親は、魔力災害によって転送した家族を探し続けていて疲れ果てていたのでした。
ここで、父と子の大きな断絶が発生します。
しかし、人とのかかわりを拒絶して孤立していった前世の失敗を繰り返すまいと、ルディは歯を食いしばって、父親との仲の修復を試みます。
キャラクターの絵の魅力
『無職転生 異世界行ったら本気出す』の絵は、丁寧で上手です。
漫画担当のフジカワ ユカさんいいですね。
女の子もとても魅力的。
表情もとても豊かです。
こういう方に、たくさんの作品を描いて欲しいですね。
戦闘シーン
戦闘シーンもいいです。
主人公が魔術使いだと、魔法の場面を多用して、任断線はあまり描かない作品が多いのですが、『無職転生』は剣での戦いもたくさん描かれていて、迫力があります。
イチャラブ度
ルディとエリスは結ばれることになるのですが、なかなかいい味出しています。
結ばれる前に、寸止めシーンも多いのですが、最終的に結ばれることへのいい伏線になっています。
ハーレム度
主にルディに従うのはエリスだけです。
またエリスとも別離が訪れるので、ハーレム要素はありません。
H度
『無職転生 異世界行ったら本気出す』は、童貞っぽいHな妄想がそこかしこに出てきます。
例えば、
・ルディの両親の夜の営みを覗くロキシーの姿
・ロキシーが夜這いをかけてくることを妄想するルディの姿
・ロキシーのパンツを大事に保存し続けるルディの姿
・メイドに手を出して妊娠させてしまう父親(パウロ)。
・ルディとエリスの初体験
直接のサービスシーンはそれほど多くないのですが、童貞的な妄想がそこかしこにちりばめられており、楽しいです。
最後に
『無職転生 異世界行ったら本気出す』には、「異世界なんてないんだから、今からすぐ人生やり直すために行動しよう」というメッセージが入っていそうな感じもしました。
サービスシーンはあまりないのですが、全体的にエロっぽい雰囲気も好き。
『無職転生』は、トータル的に質の作品です。
小説は「小説家になろう」の『無職転生 異世界行ったら本気出す』で読めます。